【動脈硬化とメタボリックシンドローム】
若い頃は老けてみられた私ですが、40歳
間際になり、若くみられがちになりました。ですが、この見聞によると喫煙
が問題視されています。今言われだしたわけではありませんが、喫煙はあまり関係ないと、おっしゃる
先生方もいます。後者の先生方が正しいと祈るばかりです。当方、一日40本(やめれず 泣)
動脈硬化には、その進行を速める「危険因子」がある
年齢は同じなのに、年よりも若く見える人がいれば、そうでない人もいますね。血管も同じです。同じ年齢なのに、年齢以上に血管の老化「動脈硬化」が進んでいる人がいますし、反対に、高齢でも血管を若々しく保っている人もいます。その違いを生む原因がなにかというと、動脈硬化の「危険因子」と呼ばれるいくつかの要因です。 危険因子の中には、性差(女性より男性)や家族歴(血縁者の中に動脈硬化による病気の患者さんがいること)など、生まれつきの要素もありますが、それ以上に強く関係しているのは、喫煙、そして高脂血症、高血圧、糖尿病などの「生活習慣病」と呼ばれる病気です。 これらの病気を数多くもっているほど、そして、その程度が重い(治療が状態が良くない)ほど、血管の老化が早く進みます。つまり、動脈硬化が実年齢よりも早く進行してしまいます。 このようなことは、だいぶ以前からよくわかっていました。そこで古くから、高脂血症の患者さんには血清脂質を下げる治療、高血圧の患者さんには血圧を下げる治療、糖尿病の患者さんには血糖を下げる治療が行われてきたのです。そして、その治療は実際に効果を挙げてきました。高脂血症や高血圧でも、それをしっかり治療すれば、動脈硬化による心臓病や脳梗塞が減ることが明らかになっていったのです。
>ただ単に「太っている」ことをカタカナにした言葉ではないのです。
↑↑この部分、笑い話のようですが実際、病気になっている方にとっては
笑って済まされる事ではありません。ここで新たな言葉が・・・
マルチプルリスクファクター
生活環境の変化によって、隠れていた危険因子が新たに登場
ところが、血清脂質も血圧も血糖もそれほど高くなく、治療の必要はないと考えられていた方の中にも、心臓病や脳梗塞になってしまう方がいることが、徐々にクローズアップされてきました。やがて、そのような現象の背景に、血清脂質や血圧、血糖などの検査値を個別にみればそれほど悪くなくても、少し悪い値が複数あると、動脈硬化が速く進むことがわかり、「マルチプルリスクファクター(危険因子複合)症候群」と呼ばれるようになりました。 そして近年になり、マルチプルリスクファクター症候群の原因が、おなかの中に脂肪が過剰に溜まる「内臓脂肪型肥満」であることがわかってきたのです。このようにして、メタボリックシンドロームという概念が登場してきました。 同時にこの10〜20年、先進諸国を中心に社会が豊かになり、生活が便利になりました。人々は簡単に食べ物を口にでき(=飽食)、反面、あまりエネルギーを消費しない(=運動不足)世の中になりました。人々のおなかの中に脂肪が溜まりやすい社会環境に変化したのです。そのために、メタボリックシンドロームに当てはまる人の数が、世界的に増えてきています。 話をまとめると、従来は病気ではない、または病気であっても軽症だと考えられていた人の中に、動脈硬化の進行予防という観点では見過ごしてはいけない人たちが隠れていた、それがメタボリックシンドロームということです。メタボリックシンドロームは、ただ単に「太っている」ことをカタカナにした言葉ではないのです。
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