食品交換表 その2〜食パン、ご飯:食品交換表
糖尿病の食事療法で用いられる「食品交換表」では、各表の中で食品を交換する事ができます。 例えば、表1を見てみます。
主食の仲間では、食パン30グラムとご飯50グラムを交換することができる、といった具合になります。 ただし、交換は同じ表のグループの中だけでできるので、 表1と表2の食品の交換はできない、ということになります。
毎日の食事は、単位配分の指示を元に考えられています。
1例としては 主食は、表1のご飯、パン類、麺類から。 主菜は、表3の魚・肉・大豆・卵・チーズから。
調理方法も焼く、煮る、などカロリーが高くなりすぎないよう、うまく調整しましょう。 副菜は、表6の野菜の仲間海草、きのこ、こんにゃくを含む)や 表3の魚・肉・大豆・卵・チーズを組み合わせておこなう。
牛乳や果物は献立に応じて3食の中や間食で摂る。 塩分量を守るため、味付けは薄味にする。
単位数を守るためには、1単位はどの程度の量になるかを実際に測り、 調理し、食べてみて、自分の目やお腹具合で覚えると良いでしょう。 これらを覚えておくと外食の時でも、どの程度のカロリーを摂取すべきかが分かります。
食事療法の基本は1.腹八分目にする 2.食品の種類はできるだけ多く摂る 3.脂肪は控えめにする 4.食物繊維を多く含む食品(野菜、海藻、きのこなど)を積極的に食べる 5.3食を規則正しく、ゆっくり、よく噛んで食べる
初めから完璧に指示通りに食事をとるのは困難だと思います。 少しずつ、指示された単位に近づけるように心がけると良いと思います。 規則正しく栄養バランスのとれた食事で、糖尿病の進行を防ぎましょう。