吐き気と頭痛がともなう場合は要注意!
悪心・嘔気を引き起こす原因は中枢性と末梢性に分別されます。
中枢性は一般にめまい、頭痛などを伴い脳圧が亢進された場合(脳出血、脳腫瘍)や嘔吐中枢への直接的な刺激(薬剤中毒)、精神的刺激(ストレス、神経性)が原因で起きます。
一方の末梢性は反射性とも呼ばれ、胃や上部小腸の病気によって通過障害がおきた場合に多くみられます。
中枢性の場合は早急なる診断・治療を施さないと生命の危険もあります。発症前の食事内容、嘔気発生からの経過時間、薬物服用の有無、消化器症状、全身症状、神経症状などを総合して診断をしますが、治療が遅れれば遅れるほど症状は改善しにくくなるため、的確な診断を早めにうけ対処することが必要です。
また女性の場合は妊娠も考え検査薬や産婦人科への受診も必要であり放射線の被曝には気をつけなければいけません。