大阪府立健康科学センターの佐藤真一・健康度測定部長による見解ではこのようにおっしゃっています。
胃(胃腸)は食べたものを一時的にため、ぜんどう運動を繰り返しながら、送り出していく働きをします。
その間に食べたものは胃(胃腸)の粘膜から出る胃液とよく混ぜ合わされ、ドロドロのおかゆ状になります。
この辺はなんとなく想像がつきますね
胃壁には無数のひだがあり、食べ物の量に応じて伸び縮みすることができるそうで、空腹時の胃袋の大きさは片手のこぶしくらいあり、体積にすると100ミリ・リットル程度だそうです。
食事をしたり、水を飲んだりすると、これが最大で1・5〜2・5 リットルほどに膨らみます。 グラム 計算ですと 1.5キロ〜2.5キロになり、食べたものは2〜4時間くらい、胃にとどまっているので、2時間ぐらいの食事の間に食べられるのは、せいぜい3キロ程度と考えられます。
食べ物はその後、小腸(直径2・5センチ、全長5〜6メートル)から大腸(直径6センチ、全長1・6メートル)へと送られていきます。このため、2時間ほど間を置けば、さらに2〜3リットル分を食べられる人もいるかもしれません。
とはいえ、無理に食べ物をおなかに詰め込むと、胃液などの消化液がうまく行き渡らず、胃腸に大きな負担をかけることになってしまいます。大量のエネルギーを一度に摂取することにもなりますので、消化液を作る膵(すい)臓(ぞう)や栄養を吸収する肝臓など、他の臓器への負担も大きくなります。
健康のためには、やはり「腹八分目」を心がけるのが賢明なようです。