最近、見ない日がないと言ってもいいほど、 朝、昼、晩とテレビで連日放送される「毒入り餃子関連のニュース」!
我々、餃子を扱っている者にとっては、この「毒入り餃子」の報道は死活問題の話題なんです。 『メタミドホス』なんで聞いたこともなかった言葉ですが、 すでに皆さんも覚えてしまった事でしょうね。
あの「毒入り」の一報以来、餃子への風評被害を気にかけていました。 ニュースがあった翌日は、さすがに餃子の注文が激減しましたね、 テレビでの情報でも、冷凍餃子が”売れない”と嘆いている業者さんの 映像があちらこちらで流されていました。
『この風評被害は当分続くだろうな・・・』 と思っていた矢先、『餃子10人前オーダー入ります!』とか、 『初めて注文するんですけど、一人前何個入っていますか?』 などなど、電話がジャンジャン鳴りまくり、とっても忙しくなったんです。
あの忌わしいニュースが流れ始めて1週間が過ぎた頃です。
当分は餃子の製造量を控えようと思っていただけに、 意外な展開に唖然とさせられました。 私どもの店では、「手作り」を売りとしていた為、 (※手作りしてから、冷凍するものもあります) スーパーなどで、経済的なお値段の冷凍餃子を買っていた、 皆さんの中で、
『どうしても餃子が食べたくなったのだけれど、 スーパーの冷凍餃子は遠慮したい・・・』
こんな方たちが当店の「安全な!」餃子を求めて 来店(持ち帰り)してくださったんでしょう。
これを機会に固定のお客様が増えることを願いたいところです^^
「商売には絶対という言葉はない」
こんなことを昔、先輩に言われたのを思い出しました。
本来は、絶対成功するなどと言う事はないのだよ。 いい事ばかりを考えていてはいけないよ、悪いことだっておこりうるのだから! こんな意味で使うのですが、今回はまったく逆の展開でした。
「絶対、餃子の売り上げが落ちるのだろうな」 と思っていた所が逆に忙しくなるとは・・・
本当に絶対は”無いんだな”と思える出来事でした。
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餃子発祥の地、中国では”焼餃子”はあまり食べません
餃子といえば”水餃子”です。あちらでは家族みんなで水餃子を多めに 皮から手作りして、あまった水餃子を翌日に焼いて食べるそうです。
水餃子はゆですぎると、皮が柔らかくなり 破けます。ですから、翌日は鍋で焼くのでしょう。
中国の人にとってみれば 焼き餃子はあまりものということになります