近頃、わが国、日本における食料自給率についてテレビなどで議論が交わされています。 難しい言葉で言うと「食糧安全保障」などと言われる場合もありますね。
日本の食糧自給率は、39%しかないようです。世界の先進国の中でも飛びぬけて 低いんだそうです。これでは心配するのも無理はありませんね。
餃子然り、何を作るにしても、原材料は輸入に頼っているのですから、 輸入される(例えば小麦など・・・)材料が値上げされれば、必然的に、 販売価格に上乗せせざるおえません。
よく、店の主人が『うちは、お客様のために、据え置き(値段)で頑張ります』 などといっているのを耳にしますが、これは一昔前の話です。 こんにちでは、特に個人店などの自営業者は、大変、経済的にも困難を強いられています。 ですので、お店の努力だけでは、”頑張りようがない”のが現状なのです。
ですが、大手スーパーなどは、「値段据え置き」などのキャンペーンをしている 所もチラホラ見受けられます。これは、資金力のなせる業であり、こうなってくると、 資金力のない、小さなお店は余計に経営が不安定になり、お店を”たたむ”ところが増えてくるのでは ないかと危惧している次第です。
政府(国)は、個人店の疲弊まで面倒を見てくれません。 競争原理だからといって、その程度は当たり前にしか思っていませんからね、 我々、自営業者(特に飲食店)も全国規模の組合のようなものがあればな・・・ などと考えてしまいます。飲食店の雇用はセーフティーネットのような存在である ことを考えると、もう少し議論の矛先を”飲食店”に向けてもらいたいものです。
話がだいぶそれてしまいましたので話を戻します。 食料を確保するためには、農家の方を支援する事と、農耕地を増やす事になりますが、 政府の発表によりますと、農地はあるのだけれど、その土地が『耕作放棄地』になってしまっているとのこと。
『耕作放棄地』とは、実際は農地なんだけれど、担い手が居ないとか、採算が合わないで、 何も手をつけていない土地のことだそうです。その面積はなんと「39万ヘクタール」もあるそうです。 1961年には、609万ヘクタールあった農地が、2007年には、465万ヘクタールに減り 尚且つ、その中の39万ヘクタールが放棄地になっているのですから、今後に不安がのこりますね。
政府は、45%まで自給率を上げると、いき巻いているようですが、仮に45%の自給率になったとしても、 先進国の中では、まだ最低の水準なんです。
万が一、有事が起これば「兵糧攻め」にもあいかねません。 ちょっと飛躍した意見ですが、他の国々の戦略家達(国家の)ならば、 当然、考えに入れている事でしょう。
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餃子発祥の地、中国では”焼餃子”はあまり食べません
餃子といえば”水餃子”です。あちらでは家族みんなで水餃子を多めに 皮から手作りして、あまった水餃子を翌日に焼いて食べるそうです。
水餃子はゆですぎると、皮が柔らかくなり 破けます。ですから、翌日は鍋で焼くのでしょう。
中国の人にとってみれば 焼き餃子はあまりものということになります